テレビ欄の隅に見覚えのある文字を見つけた
高倉健 唐獅子牡丹
懐かしい
５夜連続放送だって
学生の頃は金がなかった
それでも映画は観たい
当時の娯楽の殿堂と言えば映画だ
そこで安い映画館へ行く
昭和館ではよく東映任侠映画の３本立てをやっていた
その頃は健さんや文太さんがカッコいいと憧れた
映画のストーリーは何でもよかった
カッコいい俳優さん女優さんを観たかった
今の若い人には任侠道って言ったって何それって言われちゃうだろうね
古い奴だとお思いでしょうが 古い奴ほど新しいものを欲しがるものでございます
どこに新しいものがございましょう
今の世の中 右も左も真っ暗闇じゃござんせんか「傷だらけの人生」鶴田浩二
